世界からイジメやパワハラをなくしたい
久し振りのブログ更新です。
今湧いてきている想いは、「世界からイジメや嫌がらせパワハラをなくしたい」です。
なぜそう思うかというと、私自身
嫌がらせを経験したことがあるからです。
イジメや嫌がらせをする人がなぜ存在するのか、正直いままでは理解に苦しみましたが、この本を読み、ストンと腑に落ちました!
読んだ本は「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」
まずはこの本に出てきた印象に強く残った用語について、
まとめていきます。
シャーデンフロイデとは、誰かが失敗したときに
思わず湧き起こる喜びの感情のことだそうです。
良性妬みと悪性妬み
良性妬みとは、その人よりも自分がもっと素敵になろうと思う気持ち
悪性妬みとは、むかつくから、悪い噂をどんどん流したり、落とし入れてしまおうなどのネガティブな感情。
人は大人になるにつれ前頭前野が育ち、社会性が構築される。
一般的に「人間性が育まれる」「人間としての成長を遂げる」という風に言われる。
人間は脅威となるものを排除しようとする。
ネットスラング「メシウマ」
「他人の不幸で今日も飯がうまい」の略。
目立つ、異質という場合
人には承認欲求があるので、対象が目立っているだけで
妬みを感じる可能性がある。
ほとんどの人間は、目立つ人が失敗することを、社会主義だと
信じている。
この本には愛が抱える矛盾についても書かれています。
愛情ホルモンのオキシトシンによる「愛」があふれ出たときに、
人は思いやりに満ちた行動をとる一方で、ひどく不寛容になあることもある。
「あなたのため」という愛は、実は自分の脳の快楽のためや、自分の所属集団を守るためであり、それを阻むものを許すことはできないというもの。
「あなたのためを思っている」という愛は、時に簡単に虐待に変わってしまう
ことがある。
一例でいうと、娘を支配しようとする親や、ネットで誰かを攻撃する人、
いじめを行う人などは、自分以外の存在に興味があり、
「その人のためを思って」「よかれと思って」制裁を加える。
不寛容な社会について、なぜそうなのかと今まで疑問に思うことが
多々ありましたが、この本を読み、人間の脳にあらかじめ組み込まれた
本能によるところも大きいということがわかりました。
いろいろと考えさせられましたが、私たちがこの人間の持つ脳の働きを
まず認識するところから始めていることが、不寛容な社会を変えていくための
スタート地点に立つことなのかと感じました。
まずはこの本の印象に残ったごく一部分だけをまとめてみました。